振り返り

昭和49年10月17日付けの採用通知です。
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創業2代目社長が社長に就任された年で学卒として初の採用
となりました。
新任社長の体調がまだ優れない中で面接試験を受けましたが、
理路整然とした話しぶりは今でも鮮明に記憶しています。
当時はオイルショック真只中で就職環境は劣悪でした。
地元就職を希望した為、余計に厳しい状況で採用にありつ
けただけでも幸運でした。

入社当時は従業員40数人、売り上げも2億円程度の典型的な
零細企業でした。
3年ほど設計を経験した後、営業勤務となり全国を飛び回るこ
とになるのですが、なぜか製品には絶対の自信が持てました。
当時は、資金繰りも相当苦労しており、引き合いリストで融資
依頼をするという本来ではありえないことも行っていました。
その時の上層部の苦悩の表情や言動は今でも忘れることが
出来ません。
それ以降の大半を営業関連の業務に携わることになるのです
が、そんな状況が常に脳裏に焼きついており、それを打破
したいとの強い思いが日々の原動力にも繋がったものと
思います。
安定した仕事量、利益、滞りのない回収は常に心がけること
となりました。

入社4年目に社長直轄のカタログ商品部門、Sグループが出来、
そのメンバーの一員として参画しましたが、ここが私にとって
大きなターニングポイントのような気がします。
リスクの大きい専用機だけの経営から脱皮しようとの思惑です
が、カタログ商品の企画から製作までの全てをこの部門で完結
せざるをえませんでした。
兎に角、企画立案のオリジナル商品がない限り売り上げが立た
ず、企画・販売に徹した私は四苦八苦状態でしたが、環境にも
恵まれ、順次、顧客評価が得られる商品を提供することが
出来ました。
デザイン・作業性・型式の命名などにも携わり責任は重大でした
が、常にモチベーションを高めることが出来ました。

最後の10年は、専用機部門にも携わってきました。
標準機での経験なども混ぜながら、いろいろな提案をさせて
いただきましたが、主要顧客のキーマンは勿論、上層部の皆様
とも良好な関係を構築することが出来ました。

何はともあれ、お客様、代理店様に恵まれここまでやって
こられたことは光栄の至りです。
また困ったとき、ピンチの時しっかり支えてくれ、そして
協力をしてくれた社内の皆さんにも厚くお礼を申し上げたいと
思います。

私のブログも今日で最終とさせていただきます。


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ホスピタリティ

今週はお客様 7社を訪問しました。
それぞれに真摯な対応をしていただきましたが、中には以下の
ような心のこもったお出迎えをして頂いたお客様もありました。
私たちの到着以前に正面玄関前にて担当部長さんがお待ち
いただいており、来社への丁寧な労いのお言葉を頂きました。
そしてロビーには大きな文字で表示されたウエルカムボードも
用意されていました。
お出迎えを頂くご担当のお立場によっても異なると思いますが、
気持ちのこもったご対応に感激しました。
最近、標準機営業では一部のお客様に対してこのようなお出迎
えを実施し始めたようですが、心が伝わるのではないかと
思います。

私たちは日々、協力企業さんも含めると多くのお客様をお迎え
していますが、日頃より“言葉がけ”について気になって
いました。
どんなときでも、どんな相手でも、相手が思わず笑顔になった
り、その場が明るくなったりするようなひと言がかけられない
だろうか・・・と
そんな折、高野登さん著 “リッツ・カールトン 一瞬で心が
通う『言葉がけ』の習慣”を見つけることが出来ました。
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これはリッツカールトン本ですが、クレドに関することは
少なく、どのようにホスピタリティをしているかがしっかり
書かれています。
ホテルで日常起きることを題材にし、常にお客様の立場に
立って話を聴く姿勢の大切さを手ほどきしながら相手を
思っての行動が詳細に書かれており興味深いとともに参考
となりました。

日頃、初来社のお客様を応接等に案内することがありますが、
当たり前に“いらっしゃいませ”と言ってしまいますが、
この場合、相手対し、会話拒否の言葉になりかねない“言葉
がけ”となってしまいます。
お客様は返す挨拶がなくなってしまいます。
ところが、たとえば、“こんにちは”からスタートすると、
相手もその言葉を返し、更には“寒いですね”などにつなが
っていきます。当社の担当との面談が始まる前にこのような
コミュニケーションがとれれば、お客様の印象も大きくアップ
するのではないかと思います。
たかがこれだけのことですが、されど・・・ではないで
しょうか。
もし総務の人が先に案内をするとき、お客様の所在地や交通
手段などの情報を営業担当から事前入手しておくことで心が
通う言葉がけの第一歩に繋がるかもしれませんね。

全員営業を目指す当社にとって、部署を問わず、ちょっと
した心遣いでお客様との温かい人間関係を築くべく、“ひと
手間かけた一言”を常に意識し行動に移していきたいものです。

10,000台達成!

一昨日C-10,C-10Sの“my cutシリーズ”が累計販売で
10,000台を到達しました。
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C-10は1988年、C-10Sは1990年からの生産で
前者が8670台、後者が1330台となり売り上げも6億円を
越えました。
この台数は生産開始から今日現在まで26年間を要して
いますが、毎日1から2台ずつ工場から出荷されている
計算となります。

幸いなことにこの装置の開発から販売まで関わることが
できました。

この装置の開発へのきっかけはある大手の生技の方からの
依頼で、終日リードカットをしている女性への疲労の軽減と
カット寸法精度を向上させる為の装置がほしい・・・
からでした。
この条件をクリアすれば纏め買いをするが、一切の開発費用
負担は不可能とのことでした。
当時は大手企業から中小企業まで多くの人がこの作業に
従事しており、市場ニーズの大きさは容易に想像でき、
社に戻ると早速、関係者と協議しました。
コンセプトは、
 内職作業用としても使用する為、100V電源のみとする、
 持ち運びを考えコンパクト、軽量、そして安全であること、
 普及させる為に安価であること
  としました。
関係者の英知を集めることで機構、デザイン、サイズは
短期で満足いくレベルに到達しました。
装置色は柔らか味のある、目にも優しい緑色とし、愛称も
”my cut”としました。

試作機を顧客に評価を頂いたところ大絶賛で、30台一括
発注の約束を取り付けることが出来ました。
仕込みをすべく原価試算をしたところ予想外に高く、売価も
顧客満足とは程遠いものとせざるを得ないところでした。
困り果てて、当時の社長(acbさんのお父さん)に相談すると
“数をはかせるには、数量効果を発揮させた仕込み量とし、
購入しやすいお手ごろ価格とすべき”との力強いアドバイスを
頂きました。
当時のこの業界は右肩上がりで、販売数量にも自信が
持てた為、仕込み台数としては異例の500台とし、100台毎
の作りこみとしました。
幸い市場の受けも良く、商社さんからはまとめ買いの受注が
入り、5~20台単位で飛ぶように売れました。
結局、この500台という数での仕込みは7回継続することに
なりました。
またC-10Sも全盛時は150台生産で数回続きました。

スタート時、ここまでの台数予測は不可能でしたが、
価格設定や作業性が評価されたこと、又、幸いなことに強力な
ライバルの出現もなかった事などが功を奏し、このような
大きな数字を達成することができました。

現在SG にいるKさんですが、入社時よりこの作業に従事し、
現在まで担当をしてきました。
この商品が継続していることでモチベーションの向上にも
繋がったとのことで、この数字の達成に感慨無量の
様子でした。

今年に入っても10台弱の受注があり、更に次なる数字へと
向かっています。
現在はSMT全盛でこの領域は全体の2割程度と思いますが、
掘り起しが可能なすきま商品も数多くあるのではないで
しょうか?

展示会

エレクトロニクス関連においては国内最大規模の展示会
であるネプコンが昨日までビックサイトで開催されました。
中日、見学の機会に恵まれました。

この展示会はエレクトロニクス製造・実装のための
装置、技術、部品、材料が結集したものでインターネプコン
を中心に細かくは14の展示に分かれています。
年々規模も拡大しており今年は計1800社が出展し
鎬を削っています。
アベノミクス効果、円安、株高などの影響もあり設備投資への
関心が高まりつつある状況での展示会です。
入場受付や場内はびっくりするほどの人で混雑していました。
海外の人、特にアジア系の人を多く見うけることが出来、
従来とは違った様相を呈していました。
技術情報の入手だけでなく、有利な為替を活用しての投資
検討かもしれません。

海外顧客との面談の為、時間的に制約がありSMT関連の
装置見学に限定されました。
印刷機は5社出展されていましたが、新製品と思しきものは
見当たりませんでした。
マウンター関連では、6社の出展でしたが、今回6年ぶりに
出展された韓国S社の超高速機への注目度は高いもの
でした。今後日本メーカーの強力なライバルとなるのでは
ないでしょうか。

マウンターを装着目的だけではなく異形部品の挿入などに
応用できる装置の出展が従来に増して多く見受けられました。
自動車の更なるエレクトロニクス化に狙いを定めた戦略
とも取れますが、あるメーカーでは□100mmで1kgの
重量部品まで対応できる装置が出展されており、
興味をそそられました。
数社の展示ブースの中で当社製作のディスクリート品対応の
供給機が出展されていました。
開発担当者からも今後への期待の弁をいただきましたが、
ニーズの先取りに努めたいものです。

帰り際、目を引いたのは、来年のコマ予約状況の掲示
でしたが、ほぼ半数以上が埋まっている状況でした。
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今後への期待度として捉えていいかは定かでないですが、
従来と異なる変化と感じました。
国内の代理店さんの話ですと最近の円安の影響で、SMT生産が
近隣諸国から再び日本に戻りつつあり、この動きに注目する旨
を熱く語っていました。
アンテナアップ、 情報取りに努めましょう!

変化の早さ

明けましておめでとうございます。

貴重な年末年始のお休み、どのように過ごしていますか?
出勤されている皆さんは、お疲れ様です。

元旦には近隣の神社に初詣に行き、
Wチョッキンさん同様おみくじを引きました。
わがおもう 港も近く なりにけり 
 ふくや 追手のかぜの まにまに
との文面・・・・、
大吉でした。

2014年もスタートし、今日の紙面でも景気回復
に関する明るい話題を多く見つけることが出来ました。
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明るい兆しが現実となるよう願ってやみません。

昨年ほど変化のスピードを感じた年はありませんでした。

インターネットの発達によってもたらされた情報伝達の
飛躍的な加速は、人類がかって経験したことのない世界へと
導きました。
私たちが日々得ている情報・・・
昨日の真実が今日は嘘になるほどの急激な情報の変化に
私たちはまだなれていません。
これほど大きく急激な変化は体験したことがなく、
時にはこれを恐れや戸惑いを感じてしまうかもしれません。
しかし、これを克服し、明るい未来を創るのは、
ポジティブシンキングではないでしょうか。
明るく希望に満ちた未来を思い、それを探し続けることで
より良い未来により早く手が届くのではないでしょうか?

良い年にしましょう!




プロフィール

あすなろ

Author:あすなろ
自動機・省力化機械の開発・設計・製造組立の天竜精機

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