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職場を去る仲間へ

  中途で職場を去る決意をした仲間と面接をするのはいつもつらいものだ。心の中では、引き止めたいという気持ちが渦巻いているが、その言葉をかけてはいけないんだと自分に言い聞かせている。「辞めます。」という言葉は重い。一旦、公式にこの言葉を口にしてしまったら、引き返すことの出来ない重い言葉だと思う。私の慰留によって引き止めることができる場合もあるだろう。しかし、一旦切れてしまった気持ちを他人からの慰留によって以前と全く同じ状態に戻すことはできないと思う。本当の仲間として再び戻ってきて欲しいと願うなら、別の世界で苦労してみて当社の良さを再認識させてあげるのがその人のためなのではないかとも思っている。

 強力な奥さんの引きにより双方の地元であるS市内の企業に転職していったSくんは元気でいるだろうか。「なかなか今いる職場を客観的な目で眺めてみることは難しいけれど、新しい職場からなら当社のいいところが感じられるだろう。」と手紙のひとつも書いて寄こせよと送り出したのだが、馴染んでいるのだろうかとたまに思い出される。

 前職でも何人も送り出してきた。今ではそれほど多くないけれど、結婚退職はやっぱり送り出す側も嬉しくなる。特になかなか成長しなくて苦労した部下ほど、感慨深い。窓口の担当者は毎日日誌を書かせていたので、彼女の日誌を編集して記念品として送ってあげたこともあったなぁ。でも仕事に馴染めなかったり、人間関係に悩んだ挙句に辞めていく部下を見送るのはつらい。前職では、新入社員に一定期間先輩が専属で指導につくのだが、後輩が馴染めなくて辞めることになったことを先輩の彼女を呼んで伝えたことがあった。普段はとても明るい彼女だったが、私に呼ばれた時は話の内容を察したのだろう、「支店長、ちょっと待ってください。」といってハンカチを取りにいって部屋に入ってきた。事実を伝えられてぽろぽろと涙をこぼす彼女をただ黙ってじっと見守っていたのがつい昨日のように思える。一緒になって苦労してくれた先輩の涙の意味を辞めて行った彼女は分かるようになってくれただろうか。

 世界に72億人の人間がいる中で、職場で一緒の時間を過ごしている人たちは私や皆さんにとって特別な縁のある人なわけだ。お互いにそうした人間関係を大事にして、いい思い出のシーンの中にお互いを思い出し合える関係を築きたいものだね。そんなことを思い出すつい最近です。以上
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自動機・省力化機械の開発・設計・製造組立の天竜精機

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