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効率

sonnyです。

「効率をあげよう!」ってよく言いますが・・・
効率って何でしょうか

辞書によると
1.機械などの、仕事量と消費されたエネルギーとの比率「-のよい機械」「熱-」
2.使った労力に対する、得られた成果の割合「-のよい仕事」「-の良い投資」
っと書かれています。

例えば工場にA・B・Cの工程があって製品を作っているとします。
Aという工程が現状1日(480分)で12個生産できているとして、
様々な工夫の結果1日で16個出来るようになれば効率は133%で33%アップてことですね。

ではAの工程の効率を上げるために、今まで1人の作業がやっていたものを1人増やした2人にした結果、
1日12個の生産が16個になったとしたら・・・
A工程の効率は133%にはなりましたが・・・
1人当たりの生産量は?8個ですから1人あたりの生産量の効率は66%で効率が落ちた事になります。

効率は見方で変わりますね!

では次はどうでしょうか?
ある製品があって、工程にA・B・Cを経て製品Xが出来上がります。
工程にA・B・Cの作業時間は
A=30分
B=40分
C=60分
です。
各工程の1日(480分)の生産量能力は?計算すれば分かりますね!
A=16個
B=12個
C=8個

この工場の1日の製品Xの生産量はいくつでしょうか?
答えは8個ですね!

売上げをもう少し上げたいので(儲けたいので)効率を上げようということになりました。
皆さんならどんな方法を取りますか?
・・・それぞれの工程で効率を上げる事!
特に工程Cはボトルネック工程ですから効率アップが急がれますね。
それぞれの工程が頑張って
A=18個(1個32分)
B=15個(1個26分)
C=10個(1個48分)
になりました。
それぞれ25%
の効率アップに成功・・・これは素晴らしい!
っと思いきや
これでは仕掛在庫があまり減りませんね。

どうしてでしょう?

お判りですね!
毎日工程B・Cには前工程の在庫が4個ずつ増えていました。
効率アップ後でも工程Bには3個、工程Cには5個の在庫が毎日増えていきます。
分単価100円で計算してみましょう
効率アップ前
工程Bには毎日4個×30分=12,000円の在庫
工程Cには毎日4個×70分=28,000円の在庫
合計40,000円の在庫
効率アップ後
工程Bには毎日3個×26分=7,800円の在庫
工程Cには毎日5個×58分=29,000円の在庫
合計36,800円の在庫

製品Xをいくらで売るかによりますが・・・仮に18,000円で売ったとします。
効率アップ前
8個×18,000円で売上げ144,000円
総製品製作工数×分単価100円で144,000円 
利益0円
効率アップ後
10個×18,000円で売上げ180,000円
総製品製作工数×分単価100円で142,800円 
利益400円
わずかですね!効率を25%もアップしたのに・・・

ではもっといい方法は無いのでしょうか?
売値を上げる?・・・なかなか難しいですね!

売上げを上げたいのですから着目すべきはボトルネックですね
工程Cが製品Xの生産量を決定付けていることはお判りでしょうか?
工程Cの効率を上げて生産数を増やせばいいはずです。
ではどうやって工程Cの効率を上げれば良いのでしょうか?
新しい設備を導入する?人員を増やす?・・・

そんな必要はありません。
仮に工程Cの生産数を1日当たり11個にしましょう。
工程A・工程Bも工程Cにあわせて生産数を11個にします。
必要以上に在庫はいりません。
工程A・Bは工程Cより1個あたりの生産時間が短いのですから
11個製作し終えても時間が余ります。
工程Aは150分
工程Bは40分
合計190分
この時間で工程Cの作業が3個分出来ます。
この方法では
11個×18,000円で売上げ198,000円
総製品製作工数×分単価100円で143,000円 
利益55,000円

さて皆さんならどれを選びますか?
自分の工程(仕事)にしか関心が無かったら・・・
最良の選択を出来ないのかも・・・
自分達は何を売りたいのか?どんな価値を提供したいのか?
それぞれ違った思いであったら・・・
最良の選択を出来ないのかも・・・
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自動機・省力化機械の開発・設計・製造組立の天竜精機

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