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歳時記

桜の季節も終わりを告げて、季節はいよいよ新緑の季節へと移って来たね。24節気の立夏が過ぎて暦の上ではもう夏が始まったというわけだけれど、僕はまだ春に未練があるんだよね。先日、女房が「この時期は何て呼ぶの?」と聞くので「晩春でしょ。」と答えると、「晩春なんて言葉あるの? 初夏じゃないの?」と言う。まあ、どちらも正確なんだけれど、世間はともかく、やっと若葉が出始めたばかりの高原にある我が家周辺では、「晩春」という言葉の方が行く春を惜しむような日本人の心情に合っていて、「初夏」はまだ6月の入梅前の時期にとっておきたい気分なんだよね。

 日本ほど四季のはっきりした国は世界を見渡してもそうそうないと思う。英国でも春になると水仙が一斉に咲くけれど、季節はじわーっと変わっていって6月のガーデニングシーズンを迎えるという感じだね。新聞記事によれば最近は日本の桜を観にやって来る外国人観光客もとても多いらしいね。日本では奈良時代辺りまではただ単に「花」というと中国の影響を受けて梅の花を指したようだけれど、国風文化が花開いた平安時代以降は「花」というと一般的に桜を指すようになり、日本人にとって桜は春を告げる花としてなくてはならないものになったわけだ。

  最近、歳をとって来たせいなんだろうね、こうした四季への関心がより深まると同時に四季を詠う俳句に非常に興味を持つようになって来たんだ。俳句には季語が必要だということはみんなも知っていると思うけれど、季語を集めた歳時記を読むというか眺めるのが、このところのちょっとした僕の楽しみだね。自分が今まで知らずに生きて来て、「日本語にはこんな素晴らしい言葉があったのか。なんてもったいない時間を過ごしてしまったんだろう!」って感動するような季語が結構あるんだよね。

TVでも最近、出演者が俳句を作って誰に才能があって誰が凡人かなどとやっているけれど、そんな中でいたく感動したのが「青き踏む」という季語だね。もともと中国由来の言葉で、春になり草が青く茂り出した頃に野に出て祝宴を催すというものから来た「踏青」を日本語読みした言葉だけれど、いい言葉だなと思ったね。前述したように日本人には春というと桜という圧倒的な存在があり、「春の歓び=桜」になってしまうけれど、この「青き踏む」という言葉にも春を迎えた歓びがにじみ出て来る感じがしてとてもいいね。

我々はこうした四季の美しさにあふれた日本に住む幸せを当たり前と感じ、日々をなんとなく過ごしてしまいがちだけれど、そんなことを感じる機会を得られる趣味を持つということも人生を味わい深いものにするにはいいんだろうね。良い仕事をするためには人生のそんな面を知っていくことも大事かなと感じているようになった人生折り返し以降の私であります。以上
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自動機・省力化機械の開発・設計・製造組立の天竜精機

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