仕事を愉しむ

  僕は仕事が好きだ。社会人になって36年、「一度も会社に行くのがいやだと思ったことがない。」なんて決して言わないけれど、特に30歳を過ぎるようになってからは仕事を愉しんで人生を過ごして来れた。それは先輩、後輩、上司、部下、お客様そして家族に恵まれてのことだなぁと思うけれど、30を過ぎて自分なりの仕事の愉しみ方が出来上がったことも大きな要因だっだと感じている。

 金融機関に入ったからには必ず営業をやるものとは思っていたけれど、この駒ヶ根の地に転勤してきて初めて営業を担当した1年位は全然楽しくなかった。完全なノルマ営業だったということもあるけれど、仕事の取組方や考え方が全く受身で、自分で仕事を面白くしていくことをしなかったのが最大の原因だと今は思えるね。「今日はどんな実績をとって来た?」「何軒回って、どんな話をして来たんだ?」なんて指導役の先輩から帰社早々に聞かれて、イヤ~な気分になったり、反発したりしたものだよ。

 それが段々と仕事に慣れて、お客様との人間関係も出来上がってくると実績もぼちぼち上がるようになって来て仕事に余裕が出て来るようになった。そうすると、何か人のやらないようなことをやってみたくなったんだね。ノルマ営業の中だって、法令違反だとか、社会あるいは社内のルールから逸脱したものでない限り、目標を達成するための手段はいくらでも自分で選択することができた。必ずしも実績に直結するとは限らなかったけれど、そんな動き方をする中で会社の枠組みの中でも時間とカネを使って自分の好きな取組ができる余地があるんだということに気付いたんだ。

 40になった頃配属された企画部では、そうした方策や手段レベルではなくて経営レベルでの目標設定や目的そのものを自ら規定していく仕事を担当することができて、仕事を愉しむ僕の歓びはひとつの頂点に達したのだけれど、どんな仕事にもそうしたものはあったね。そんな僕なので仕事を愉しむためなら単身赴任など何の障害にもならず、いつもどこかへ飛んでいってしまって来たけれど、夫不在の家庭をしっかり押さえて三人の子供を育ててくれた妻には今頃になって感謝の念が浮かんできているところであります。

 明日は妻の誕生日。しっかりゴマをすろうと画策している僕です。    以上
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自動機・省力化機械の開発・設計・製造組立の天竜精機

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