『フリーエージェント社会の到来』を読んで

前日のプリンさんとは逆に、働く意味について考えさせられる本を選んでしまいました。
白状しますと、プリンさんの記事を読む前に原稿を用意しており、なんだか小難しいことを考えている自分が恥ずかしくなりましたが、赤面しつつこのままいくことにします。

著者は、クリントン政権のゴア副大統領のスピーチライターを務めていたダニエル・ピンクです。
本書の内容は、専門的な知識・能力を持っている人は独立してフリーエージェントとして働いた方が良い、というものです。
いわゆる「士業」と呼ばれる弁護士、税理士などに限らず、市場分析の専門家やデザイナーなどの特殊な能力を「ウリ」としている人に対して、企業に所属するよりもフリーの方が、自分らしい人生には持って来いの働き方だと述べています。
地道な取材に基づいた具体的な例が沢山紹介されており、ライフスタイルの多様化が進んでいる昨今、すでにそういう人生を選んでいる人にとっては意を強くする内容でしょう。
ドラッカーの提唱した「知識労働者の時代」とも通ずるところがあります。
ある人は、お客を選び、働く時間を選び、なおかつ大きな報酬を得ています。
またある人は、住みたい場所で家族との時間を大切にし、必要な分だけ稼ぐという人生を楽しんでいます。
そもそも、人類の歴史においては、企業に所属して働くというスタイルが登場してからの時間の方が圧倒的に短く、ひょっとすると今私達が当たり前だと思っているスタイルは一時的なものかもしれません。
頭では理解できるし、そういう人生には憧れますが、フリーで食べていけるだけの専門知識を自分が持ち合わせているかと考えると、足がすくみます。

そこで、こじつけではありますが、働く意味と仕事に対するスタンスのみを参考にしようと考えました。
積み上げた経験と知識とを、社内外での自信とプライドに変えられるのではないかということです。
上司・同僚・顧客に対し、自分の経験と知識で堂々と渡り合う。
プロとしてのプライドをもって意見し、相手の期待を上回るより良い提案をする。
そういう姿勢が周囲から認められ、信頼を得て更に自信とプライドを高めていけたら、「余人をもって代えがたい人材」になれるのではないでしょうか。
働く意味は人によって違うと思いますが、周囲から必要とされるというのは一つの大きな意味だと思うのです。

個人的には、必要とされるステージを求めての転職も有効だと思っていますが、それはあまりに手前味噌に過ぎるでしょうか・・・。

人により、いろんな読み方があると思います。
いずれにしても、刺激を受けられると思いますので、ご興味のある方は是非読んでみてください。
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自動機・省力化機械の開発・設計・製造組立の天竜精機

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