始まりは「思う」こと

昨日の新聞に、ユーグレナという会社の記事が載っていました。
今朝の新聞では、カラーの全面広告を掲載していました。
この会社、ミドリムシを原料としたバイオジェット燃料の生産を2020年までに実用化すべく、大手航空会社や自治体、商社などと協力して実証プラントを建設するそうです。
建設予算は約30億円、夢のある、スケールの大きな話です。
同社は、2005年にミドリムシによる世界の食糧事情の改善を目的として創業した東京大学発のベンチャー企業で、昨年度の売上高は30億円、そのほとんどが緑汁やクッキーなどの健康食品によるものです。
大変失礼ながら、バイオジェット燃料の実用化やそのためのプラントに30億円投資するというのは、ピンときませんよね。(創業の目的も、非常に社会性のあるものだということは言うまでもありませんが。)

以前、証券会社の方にお聞きした話ですが、同社単独では今回のバイオジェット燃料開発の実現可能性は低く、そもそもここまでの話にはなっていなかったのではないか、とのことです。
バイオジェット燃料の話は、最初はミドリムシの用途開発の一つのアイディアでしかなかったのですが、大手石油精製会社が興味を示し、共同研究がスタートしたとのこと。
つまり、その時点では「将来的にこんなこともできるかもしれませよ」程度の話だったそうです。
ともあれ、この石油精製会社のバックアップを機に、大手商社なども加わり、あれよあれよという間に投資家の間で噂が広がり、上場時にはバイオジェット燃料の売上・利益の実績が全くないにも関わらず、期待感と石油精製会社のネームバリューに高い株価が付き、マザーズに上場するときに巨額の資金調達が可能となったそうです。
上場により更に知名度も上がり、アイディアの実現のための技術やノウハウを持っている大手企業からの共同研究の申し出や、製品の利用者側の視点からの更なるアイディアが集まるようになり、ドンドン前進していきました。
「思い」を発信することで、必要なものをドンドン引き寄せ現実的になる、非常に良い例だと思いました。

「思い」の効果について、ちょっと違う話を。
このブログのタイトルは、ソフトバンク・ホークスが日本一になった後日、日経新聞のスポーツ面に掲載されていたコラムのタイトルです。
孫正義オーナーが、(アメリカの)ワールドシリーズの王者に『挑戦状をたたきつけたい』と話したという話題を取り上げ、「荒唐無稽という人がいるだろうが、この「思い」がなければ永遠に世界への道は開けない。」と書かれていました。
ほかにも、王さんに一本足打法を授けた荒川博さんは「このまま稽古を続けたら三冠王だ」と吹き込み、王さんに「思い」を植え付けたエピソードが紹介されていました。

「思い」には、「思い込み」となって自分自身をもドンドン前進させていくという効果があるのでしょうね。
思わなければ、何も始まりませんね。
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自動機・省力化機械の開発・設計・製造組立の天竜精機

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