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『男のふところ』を読んで

かなり古い本です。
初版が平成8年ですから、20年も前の本ですね。
「生きる道を考える」というサブタイトルと帯に惹かれて買いました。

著者は、元読売新聞の記者で、同社の役員まで務めた方です。
終戦を警視庁の記者クラブで聞いたそうで、この本を書いたのは70代の後半です。

帯には「小なりといえ一国一城の主たれ!!」と書かれています。
とはえい、組織からの完全な独立を推奨しているのではなく、大小にかかわらず組織の長となることも含め、自分のやりたい仕事をするために身に付けるべきリーダーの心構えが書かれています。
冒頭で照会されている歴史学者トインビーの言葉が印象的です。
「人は何か愛するものがあること、生活の中で学び、知識を豊かにすること、仕事の場で創造的生活ができること、これが生きがいとなる」というもので、著者同様共感しました。
個人で創意工夫し新しいものを創ること、資本と人材を投入して組織を率いて独自の発想を形にすること、組織の中での日々の仕事に自分の着想を取り入れ業務を改善すること・・・、全て仕事の場での創造的な生活であり、生きがいにつながることだと思います。
加えて著者は、大きな仕事をするためには大勢を巻き込む必要があり、その中で決定権を持つにはそれらの人たちを率いる立場に立つ必要があると書いています。
出世すれば収入が増えますが、それだけでなく決定権(裁量)が大きくなります。
これこそが生きがいにつながるということですね。

以前見たドラマのセリフを思い出しました。
『踊る大捜査線』というドラマなのですが、柳葉敏郎扮するキャリア警察官僚が「正しいことができないんだ・・・。」といいます。
その後、「絶対に偉くなってやる!」とも。
組織の都合や派閥の勢力争いの中で、決定権を持たないが故に自分の信じることができない悔しさを吐露したセリフで、とても衝撃的でした。

この本では、偉くなるための方法も一部書かれてはいますが、それ以上に偉くなるための心構えや資質にページの大半が割かれています。
自分のやりたいようにやること、思うようにやること、全てはかないませんがある程度は自分次第でできるような気がします。
ただ、それには近道はなく、自分を磨きそれに相応しい人物になることが不可欠なのだということを改めて感じました。

間もなく新しい年がやってきます。
来年は、自分磨きをテーマの一つに加えてみようと思います。

それでは皆さん、良いお年をお迎えください。
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自動機・省力化機械の開発・設計・製造組立の天竜精機

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